【けんじさんのつぶやき】は、社長が、ちょっと気になったことを書くコーナーです。
不定期連載ですが、気分転換に読んでみてください。

■じいちゃんのトラクターが去っていく

日の本、稼働1500時間、30年のじいちゃん（妻のお父さんです）が乗っていたトラクターがいよいよ動かなくなり、 福岡から買取りの兄さんがやってきました。
兄さん、トラクターをスマホでパチリ、パチリ。錆びたフロントをパチリ。ロータリーをパチリ。

この兄さん、現物見て自分じゃ値踏みできねえのかな～。
社長とでも相談しないと値踏みできないのかなー。
情けねいなーと声をかけると「写真をベトナムに送ってるんっすよ！」
「ベトナム？！＃」

ベトナムには中古農機の市場があって、そこのドンへ写真を送りながら
値決めをして、トラクターの下取り価格が決まっていたのです。
ですからやみくもに買い付けて輸出するみたいな商売じゃなくて、
私が兄さんから代金をもらったときには、彼女（トラクター）の
嫁ぎ先は決まっているという、これは完璧なシステムが日・越南間で構築されていました。

感じたこと
　 ・「修理だけしてこのまま売るの」と聞いたら、あなただって錆びたものを買いたくないでしょ、塗装するんだよとの言。少し、反省。
　 ・スマホ持ってりゃ、世界で商売できるんだと、スマホを使えないおじさんの反省。